深谷薬局 養心堂

漢方薬局 深谷薬局養心堂

タイトル一覧

 

太陰暦

太陽暦が普及する前は、旧歴で、月の満ち欠けで日にちを決めていました。
月の満ち欠けは地球上のどこからでも同じように見えるので、満月は15日、三日月なら3日と判断できます。
カレンダーがなかった頃はとても便利だったでしょう。
新月から新月まで29.5日なので、28日までの月と29日までの月を作りました。
ただ、1年を12ヶ月とすると、365日よりも11日程度短くなってしまいます。
そこで3年に1回、閏月を入れて調整しました。
それでも、季節とのズレが出来ていまい農作業には不便でした。
そこで生まれたのが節気です。
節気は、昼が一番長い日を夏至、一番短い日を冬至とします。
夏至と冬至をあわせて二至と言い、漢方の二至丹の名前の由来です。
昼と夜の長さが同じ日を春分、秋分として、さらに細かく24に分けられました。
節気は季節を細分化したもので、年による変動がなく農業にとても便利でした。
今でも節気は季節の移り変わりを表現としてよく使われています。



次のページ


 トップページに戻る