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解表薬

邪気が体表にあるときは、発汗させる事によって邪気を追い出す方法が一番手っ取り早い方法です。
邪気が体表にあるのに、下法や利尿を使うと邪気を体内に引き込んでしまい、病気が長引く可能性もあります。
邪気が体表にあるとは、悪寒、発熱、頭痛、節々の痛みがあり、脈が浮の場合です。
これ以外の場合でも解表薬を使う場合もあります。
肺気不宣で、咳が出る場合とか、蕁麻疹など発疹がある場合などです。
解表薬には辛温解表薬と辛涼解表薬があります。
邪気が寒邪の場合、温めながら汗を出して邪気を追い出す方法を使います。
これを辛温解表と言い、葛根湯とか麻黄湯などが有名です。
もし邪気が熱邪の場合は、辛涼解表薬を使います。
代表的なものが、銀翹散です。
寒邪と熱邪の1番の違いは寒気があるかどうかです。
体表の邪気が寒邪の場合は寒気が伴い、節々の痛みなどを伴う事が多いです。
これに対して体表の邪気が熱邪の場合は熱感を伴い、喉が渇きます。
喉の痛みは風熱型に多いですが、風寒でも喉の痛みが出る事もあります。

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