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中医学の歴史5 金元4大家

金元の時代になると、中医学はさらに発達して、金元四大家という人たちが新しい理論をくりひろげて行きました。
特にその中の李東垣と朱丹渓の本は日本にも伝えられ朱李医学として日本でも広く用いられていました。
日本の曲直瀬道三などの本を見て見ると、日本式の漢方ではなく、全く今の中医学と同じように辨証論治をして治療していました。
曲直瀬道三などのように、朱李医学を基礎にして臓腑辨証を主に行って治療する流派を後世派と呼びます。
臓腑辨証は、不調の原因を考え、体質改善をしていくには非常に良い方法です。
ただ、疫病などの治療にはあまり適していません。
疫病は病気の進行が早く、一刻の猶予もありません。
とても臓腑辨証などで体質改善をしている時間は無いのです。

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