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血の生成

中医学的には、血は何処でどのように作られるのでしょうか?
食べた物は胃に入り、脾で精微物質として吸収されます。
それが上にのぼり肺近くまで運ばれます。
そこで、宗気とまざり赤く変化して、血となります。
宗気は肺で呼吸した大気と、脾からの精微物質で出来ています。
ですから、精微物質は、肺気とまざり宗気になるものと、宗気とまざり血となるものがある訳です。
さて、ここで大切な事は、血の生成には消化吸収した精微物質だけでなく、宗気が必要だという事です。
宗気の生成には肺から呼吸した大気が必要です。
つまり、血の生成には大気が必要という事です。
この事は、ただ必要なものを食べているだけではなかなか血は増えないという事です。
良い血を作るには宗気の生成をよくする必要があります。
その為には、肺の働きを強化します。
つまり、適度な運動が欠かせないという事です。
結局の所、体に必要なタンパク質や鉄分を充分に補い、頑張って必要な運動もしていく事が大切になります。

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