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大胆になろう!
昔から、「あの人は大胆だ」とか、「あの人は肝っ玉が大きい」と言います。
大胆は、胆嚢が大きいという意味です。
そして「肝っ玉」とはやはり胆嚢の意味です。
このように、胆嚢が大きいと不安も少なく、決断力も優れて、ビクビクしなくなります。
西洋医学では、胆嚢は胆汁を入れる袋で、精神的な作用はありません。
ですが、昔の人は胆嚢には精神を安定させる作用があると考えました。
びっくりすると、「肝を冷やす」事になります。
この場合の肝も胆嚢と考えると、胆嚢は冷やさない方が良いと言えます。
胆嚢を冷やさないようにする漢方が「温胆湯」です。
実は、温胆湯には体を温める生薬は少なく、直接的な温胆の効果はあまり無いと考えます。
ですが温胆湯を飲むと、ビクビクしなくなり、不安が少なく、良く眠れるようになります。
結果として肝を冷やさなくなります。
肝が冷えなくなるので、温胆湯という名前になっています。
面白いですね。
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