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禁欲と精子

卵子はお母さんのお腹の中にいる時に作られて、あとは作られません。
これに対して精子は思春期以降に作られ始めて毎日沢山作られていきます。
その事から考えると、卵子を良くするのは大変ですが、精子を良くするのは少なくとも卵子を良くするよりは簡単と言えます。
精子の不良の場合、精巣で精子を作る能力が不足している場合と、作る能力は問題ないけども、排出出来ない、あるいは壊れてしまうという場合があります。
精子を作る力が不足している場合は漢方的には腎虚と考えていく事が多いですが、そうでない場合は、色々な汚れが原因となっていると考えます。
血を綺麗にして血流を改善したり、湿熱をとりのどいたり、気滞を改善したりして行きます。
特に運動率や奇形率に問題がある場合、禁欲期間をあまり長く取り過ぎない事も大切です。
精子はとてもデリケートで壊れやすく、古い精子は染色体異常が多いからです。
では、何日くらいが良いかというと、明確な基準はありません。
新しければ新しいほど精子の染色体異常は少ないと考えられます。
そういう意味では毎日でも良いと言えます。
ただ、体力的な事や、仕事の忙しさなども考えると毎日は難しいですね。
同時に、奥さんの排卵が近づいて来たら、ご主人さんも体調管理をしっかりとする事が大切です。

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