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膀胱について

膀胱は、腎と表裏をなしていて、尿をためる大切な所です。
身体の中の津液の生成に関与しています。
膀胱が尿や津液を作る働きを気化機能といいます。
この気化機能の働きが悪くなると、尿の生成がうまく行かなくなり、
尿の量がすくない、浮腫、口渇などがでてきます。
膀胱は、太陽膀胱経にぞくしています。
太陽膀胱経は、足の裏側から背中、首を流れるもっとも大きな経絡論です。
風寒などの外邪は、まずこの太陽膀胱経から体内に進入します。
ですから、身体に風寒の外邪を受けると、膀胱経に反応が出てきます。
また、太陽膀胱経には、兪穴といって、内臓の状態に反応する大切な経穴があります
膀胱湿熱
膀胱に湿熱がたまった状態を膀胱湿熱と言います。
湿熱とは、邪気の一種で、湿という邪と、熱が結びついたものです。

湿とは、簡単に言えば、余分な水分です。
これに熱が結びつくと湿熱になります。

膀胱湿熱の主な症状は、尿の出がわるく、渋る、排尿痛、排尿時の出血などです。
現代医学でいう、膀胱炎や、尿道炎などでこの症状がよく見られます。

膀胱の湿熱の治療には、滑石、猪苓、木通などをつかいます。
主な処方は、八正散です。



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