深谷薬局 養心堂

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水の種類

中医学ては水をとても重視します。
ホジュンというドラマでも、初めの方に水を極める話がありました。

『本草綱目』によれば、季節に応じて水も性質を変えるようです。
「水之気味、隨之変遷、此及天地之気候相感」と書かれています。
おおよその内容として
「立春、清明の二節の水は神水と良い、諸風、脾胃虚損などに効果がある丹薬を練る時に使う。
寒露、冬至、小寒、大寒の四節の水で、五臓を滋補し、痰火、積衆、虫毒に効果がある丹薬を練るとよい。
立秋の日の五更(明け方ころ)の井華水は、老いも若きも、これを飲んでおくと、マラリア、泄利など百病を寄せ付けない。
重午(5月5日)のお昼ころの水でマラリア、赤痢、金創、虫毒などに効果がある丹薬を練るとよい。
小満、芒種、白露の三節の水はみな有毒で、製薬や造酒、食物などを作るとみな腐敗しやすくなります。人が飲むと、胃腸の病気になる事がある。」
と書かれています。
丹を練る時のお水も季節を考えているというのはびっくりです。



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