標治と本治
漢方にも、症状を抑えるものと、体質を改善するものがあります。
症状を抑える方法を標治と言います。
標治は、即効性があります。
例えば頭痛がする時に頭痛を改善する処方を使います。
そうすると、頭痛が緩和されます。
一時的な頭痛なら、それで治ってしまいますが、体質が原因の場合は治りません。
そのような場合は体質改善が必要です。
体質改善の漢方を本治と言います。
本治の漢方は効き目が出るのに時間がかかります。
その間に症状が出れば標治のものと併用します。
このように、漢方は標治と本治をうまく使い分けて病気をもとから治していくのです。

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