血虚
血が足りない事を中医学では「血虚 けっきょ」と言います。
貧血と同じように思うかもしれませんが違いがあります。
貧血と言うのは血液を抜いてその濃度が薄い状態です。
血虚というのは貧血も含みますが、濃度だけでなく量も考えます。
今は血流計がありますが、昔は舌の色、脈の強さなどから判断しました。
血虚になると、髪の毛が抜けやすい、立ちくらみ、朝おきにくい、生理の量が少ないなどの症状が出てきます。
実は人間は多かれ少なかれ、みな血虚です。 全身同時に使うだけの血が無いのです。足りない分は、やりくりして使います。 例えば脳を使う時は胃腸はお休み。胃腸を使う時は脳はお休み。 筋肉を使う時は胃腸と脳はお休みというように当番制になっています。
妊活中にあまり頭を使いすぎると、脳にばかり血液が行ってしまい子宮に行く分が足りなくなってしまいます。
ですから、適度にリラックスして血を下半身に流す事も大切です。
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