深谷薬局 養心堂

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中薬物語 枸杞子

伝説によれば、昔、お役人さんが出張に行ったとき、16-7才くらいの綺麗な女性が、白髪あたまの老人を竹竿でたたこうとして追いかけ回しているのに出会いました。
お役人さんは、娘をひきとめ、どうして老人をたたくのかと聞きました。
その娘が言うには「私がたたこうとしているのは私の孫の子供、つまりひ孫です。私の家には良薬があるのにちっとも飲もうとしない。だからまだあんなに若い年なのにもうこのように老けてしまったのです。
それでたたいて懲らしめようといていたのです。」
お役人は好奇心にかられて娘の年令を聞きました。娘は「372才」と答えました。
お役人さんはびっくりして、すぐ、その長寿の方法を聞きました。
娘は、枸杞子を毎日食べる事だと答えました。
この話はいかにも中国らしい作り話です。
いくら枸杞子が体に良いからといって372才になっても16-7才のような綺麗な娘のはずがありません。
あたかもドラえもんのポケットのように、こんな薬があったら良いなと言う事でしょう。
ただ、全くの出鱈目ではなくて、やはり枸杞子は体にはとても良いものだという事を伝えたかったのでしょう。



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