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邪実について

邪実とは、体内に余分なものがあり、それが病気の原因となっている事です。
また、今は病気まではいかなくても将来的に病気の原因になる可能性がある場合も含みます。
邪実は一般的には「外因」「内因」「不内外因」があります。
外因は六因とも言い、「風、寒、暑、湿、燥、火」をさします。
内因は六鬱とも言い「気鬱、血鬱、痰鬱、湿鬱、食鬱、火鬱」です。
不内外因は、食事の不摂生、過労、運動不足などです。
さて、過労、運動不足、食事の不足などは邪実とはいいません。
そうすると、食事の不摂生は食滞と考えます。これは食鬱と同じ意味になります。
外因は外からやってくる邪気で急性病に多いものです。
ただ、このブログで以前のべたように宿邪(伏邪)として体内に長く居座る場合があり、内因と外因の明確な区別は必要ありません。
そうすると、邪気は次のように整理されます。
目に見えない邪気
風(風寒 風熱) 寒凝 気滞 火 燥
目に見える邪気
瘀血 食滞 痰 湿 湿熱
まず、この10種類の邪気が体内にあるかどうかを先に判断します。
何故なら、邪気の種類によって辨証論治(病気の判断や治療)の方法がかわってくるからです。



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