左は血、右は気・水
左右の脈を比べてみると、左の脈が弱い事が多いようです。
これは心臓が左がわにある事に起因しています。
ちょっと考えると、左の方が心臓に近いので脈は強くなりそうです。
しかし、左は心臓から出た血液が急カーブで左手に流れていきます。
これに対して右手へ行く血管のカーブは緩やかなので、右手の方が血流がよくなる事が多いのです。
このように、「血」にかかわる部分は左に症状が出やすいのです。
ですから、中国医学は「左は血」と考えます。
中国医学的に左の脈が弱い場合は、「血虚」の場合と「瘀血」の場合があります。
どちらの場合も血液の流れが悪くなるので、まず左に症状が出やすいのです。
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