心筋梗塞と弁証
「中医雑誌」に面白い記事がありました。
造影剤で冠状動脈の狭窄がみられた405人の体質を判断しています。
その中で、
瘀血があった人 66.4%
痰濁があった人 43.7%
気虚があった人 34.8%
陰虚があった人 15.1%
気滞があった人 8.6%
寒凝があった人 7.4%
陽虚があった人 7.2%
という結果でした。
兼証がありますから合計は100%にはなりません。
この結果を見ますと、瘀血と痰濁はまあ、予想通り。意外に多いのが気虚。
そして意外に少ないのが陽虚と寒凝でした。
そうすると「冠元顆粒」「星火温胆湯」「麦味参顆粒」が心筋梗塞予防の3点セット?
実際の臨床はもっと複雑ですから、そう単純には行かないでしょうね。
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