老中医への道
中国では経験豊富で熟練した中医師を老中医と言い、皆にとても尊敬されている。
老中医とはどのようなものなのか?
西洋医学と中医学。使う薬の種類が違うがホントの違いはそこではない。
診断が違うのだ。
西洋医学の診断は検査。
レントゲン、エコー、血液検査などなど科学的。
中医学はそんな検査がなかった頃からの医学。
だからもっと原始的だ。
使うのは熟練した五感だけ。
四診と言って望診、聞診、切診、問診に分けられる。
望診は経験豊富な目で患者さんを見る。
経験が深まると、患者さんを見るだけで、体力がなさそうだなぁ、胃腸がよわそうだなぁ、瘀血もありそうだなぁ。とわかるようになる。
そして望診で一番大切なのが舌の状態を見る舌診。
舌本体の色、形、苔の状態など詳しく判断する。
聞診は、匂いをかぐ。病気特有の匂いがある。
切診は、体に触れてみる。
切診の中でも脈診はとても大切。
熟練すれば舌診と脈診でもだいたいの状態が判るようになる。
ここで、問題になるのが「熟練すれば」と言う部分。
中医学は知識だけでは難しい。
30才40才は鼻垂れ小僧。
50才からやっといっちょまえ。
60才以上になると老中医といって皆に尊敬され、大切にされるようになる。
長い、長い道のりなのだ。

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