深谷薬局 養心堂

漢方薬局 深谷薬局養心堂

皮膚病は体にたまる汚れが原因

体内にたまる汚れとして、瘀血、痰湿、気滞がある。
気滞は目に見えない汚れ。
目に見える汚れは、瘀血と痰湿。
これらに熱がこもると、血熱と湿熱になる。
血熱と湿熱は、どちらも皮膚病の原因になる。
ただ、原因が違うので、使う漢方も異なる。
ただ、見分けがつきにくい場合もある。

湿熱の場合は、患部は赤く膨れて、浸出液が出やすく、時に痂皮を作る。
血熱の場合は、患部は赤黒く、掻いて出血すると少し痒みが和らぐ。
湿熱の場合は、舌に厚い苔がつき、湿って、時に黄色い。
血熱の場合は、苔はあまり厚くなく、舌全体が紫がかり、舌の裏側の血管が怒張する。
特徴的なのは脈だ。
湿熱の場合は滑脈といって、滑らかでスムーズな脈だが血熱の場合は渋脈といってギクシャクした脈になる。
湿熱タイプの人は、血流は悪くないのだ。

しかし、実際には湿熱と血熱は同時にある事も多く、両方同時に考えていく事が大切。



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