人参
人参というと、普通思い浮かぶのがあの野菜の赤い人参です。
中医学での人参はいわゆる朝鮮人参です。
人参は補気の代表薬です。
ただ、漢の時代の書物の傷寒論の中では人参はみぞおちが使える場合や狭心症のような状態で胸がつかえる場合にも使われています。
今の人参は甘味が多く、補う力はとても良いのですが、通す力がありません。
昔の人参は今の人参と種類が違ったという説があります。
また長い間栽培されていく間に性質が変わったとも言われています。
昔の人参は、今の人参よりも竹節人参や田七人參に近い性質も持ち合わせていたのではないかと思います。
張錫純は昔の人参は今の党参だと言っています。この説は少し無理があるようにも思います。
ブログ一覧に戻る