金銀花
その昔、中国に、とっても美しい双子の姉妹が住んでいました。
姉の名前は、「金花」といいました。
妹は「銀花」といいました。
ふたりはとっても仲良しでした。
ある時、姉の金花が、重い熱病にかかってしまいました。
心配した銀花は、山に薬草をとりに行きました。
しかし、金花に効く薬草はとうとう見つかりませんでした。
失意の銀花は、姉と同じ熱病にかかってしまいました。
姉妹は、当時とても流行していた熱病にかかってしまったのです。
二人の姉妹は、他の人々のために、自分たちが死んだ後、
この病気を治す薬草に生まれ変わる事を願いながら息を引き取ったのです。。
そして、二人の姉妹が亡くなったあと、姉妹を埋葬した場所の近くに、
かぐわしい金色と銀色の花をつけた植物が芽をだし、花を咲かせました。
この植物が、熱病に効く漢方薬だった事から、村人は姉妹の名前をとって、「金銀花」と名付けました。
金銀花
和名:すいかずら
産地:河南、山東など。
初夏に花蕾を取り、陰干しして用いる。
味: 甘、寒。
帰経: 肺、胃、大腸
効能: 清熱解毒 涼血、止痢
応用:
外感風熱の初期に連翹・薄荷と会わせる。
おでき、湿疹などにも用いる
ブログ一覧に戻る