冷えと不妊
よく、冷えこそが不妊の原因という事で、ひたすら温めている方がいます。
夏でも靴下をかさねばきして、暑い中でフーフー言いながらカイロをお腹にあてています。
温めれさえすれば妊娠できるというのは大きな間違えです。
冷えにはいくつかの原因があります。
その原因を考えていく事が大切です。
1.ミトコンドリア活性がわるく、代謝が悪い場合
この場合は、漢方的には腎陽虚と考えます。
ただ温めるだけではミトコンドリアは活性化しません。
腎陽を補う漢方でしっかりと代謝を改善していく事が大切です。
2.血液の汚れが多いタイプ
血液の汚れが多い場合、手足の先だけが冷えます。
体全体が冷えるのではなく、一部分だけ冷える場合はこのタイプが多いようです。
血を綺麗にする漢方薬を使うと良いでしょう。
3.栄養のバランスが悪いタイプ
体に必要な酵素やピタミン、あるいはカロリー制限などでカロリー不足になっている場合。
この場合はやはりバランスよい食事をしていく事が大切です。
4.水の流れが悪いタイプ
体内の水はけが悪く、むくみやすいタイプです。
適度な運動をしていくとともに、水の流れをよくする漢方を使うと良いでしょう。
5.ストレスが多いタイプ
自律神経のバランスが悪くなると、血管が収縮して血流が悪くなります。
この時は手足は冷えますが、お腹の中では熱がこもります。
手足を温めるのは有効ですが、お腹を温めるのは逆効果になります。
リラックスして、良い音楽を効いたり、アロマなどをしましょう。
コーヒーのとりすぎに注意して、軽いストレッチなどを心がけます。
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