気と味
薬において、気味という言葉を使う事があります。
気は陽に属し、味は陰に属します。
気は、香り、辛味、涼味など、主に揮発性の成分です。
味は苦味、塩からい、酸味など水溶性、もしくは不溶性の成分です。
気に属するものは陽に属し、厚いものと薄いものに分けられます。
気が厚いものは純陽に属し体を温める作用があります。例えば乾姜などです。
気が薄いものは陽中の陰で発散する作用があります。例えば麻黄とか薄荷です。
味に属するものは陰に属し
味が厚いものは純陰で瀉下作用があります。例えば大黄などです。
味が薄いものは陰中の陽で、通利作用があります。例えば沢瀉などです。
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