深谷薬局 養心堂

漢方薬局 深谷薬局養心堂

方剤

比較的原始的な医学として、ある病気をある薬草で治すというのがある。
ゲームなどでも、体力の回復に「やくそう」という項目があったりする。
ただ、全部の病気にそれに適した薬草がある訳ではない。
それなら、1つの病気に1つの薬草という考えでは多くの病気は治せない。
そこで考え出されたのが方剤だ。
1つの病気に対して、いくつかの生薬を使って治療する。
それでも、治る場合と治らない場合がある。
どんな場合に治り、どんな場合に治らないのか?
そこで出てきたのが、弁証論治という方法だ。
1つの病気を治すのに、体質や症状に応じた処方を使おうというのだ。
例えば、風邪に使う漢方。
有名なのが葛根湯。
しかし、葛根湯で治る風邪と治らない風邪がある。
葛根湯以外でよく使うのが
 銀翹解毒散 荊防排毒散 小青龍湯 麻杏甘石湯 藿香正気散 参蘇飲 香蘇散
などだ。
同じ病気でも、違う漢方を使う。
これを同病異治という。



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