聞診
聞診は、音を聞くだけでなく、臭いをかぐ事も含まれます。
実症と言われて、毒素が多い状態の時は、独特の体臭、口臭、便の臭いなどが
あります。
とくに湿熱という毒素が多い時には臭いが強くなります。
患者さんの、声の力も大切です。
しゃべり声に力がある時は、肺気は充実しています。
力がない時は、肺気が衰弱しています。
肝に問題があると、しゃべり方がカリカリとして、速く、甲高い声になります。
心に問題があると、ため息をよくもらします。
肺に問題があると、呼吸がゼーゼー言います。
大便や尿や生理の臭いも診断の参考になりますが、これは直接かぐ事は出来ないので、患者さんからの話を参考にします。
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