投稿者 深谷薬局養心堂
回答先: 抗リン脂質抗体症候群について 投稿者 なんちゃん
中医学では、目に見えなくて働きのあるものは「気」と呼んでいます。
免疫も「気」の一部です。
これらのバランスが悪い状態を気の流れが悪い状態で「気滞」といいます。
気滞になると、色々な汚れもたまりやすくなります。
これらの事が原因で、体に不必要な抗体が出来ると考えます。
アレルギーなどの場合は、気血水の流れを良くする事で改善出来る事が殆どです。
免疫性の不妊症の場合も同じでやはり気血水の流れを良くする事が大切です。
ただ、体質は1人1人違います。
ある人の抗リン脂質抗体に効果があった漢方薬を飲んで他の人も同じように良くなるとは限りません。
抗体は色々なものがあり、全部はとても検査出来ません。
内膜に対する抗体、受精卵に対する抗体なども考えられます。
ウイルスなどの感染により、抗体が出来てしまう事もあります。
これら抗体の問題は、西洋医学での改善はなかなか難しい部分があります。
漢方薬では簡単とは言えませんが、体質にあった物を飲む事により改善出来る可能性がかなりあります。
ただ、柴苓湯を使うケースはあまり多くありませんので、何でもかんでも柴苓湯という事ではありません。
やはり一度、漢方に詳しい人に体質などを判断してもらってからお薬を選らんでもらって下さい。