投稿者 深谷薬局養心堂(あんずむら)
回答先: 足の裏が熱い 投稿者 どん
夜、足の裏が熱くなるのは大きく分けて4つのタイプがあります。
1.気虚タイプ
長くあるいたり、疲れたりすると足がほてって眠れなくなります。
脈は力がなく、力があっても中心部が弱い感じになります。
舌の色はやや薄くなります。
補中益気湯、小建中湯などがよく使われます。
2.陰虚タイプ
体の中の水分が不足して熱がこもるものです。
舌が赤くなり、時に裂紋といってひび割れる事もあります。
喉が渇きますが、そう沢山はのみません。
尿が黄色くなる事が多いです。
脈は細くなります。
ほてりは夜にひどくなります。
瀉火補腎丸や三物黄ごん湯などをよく使います。
3.血熱タイプ
血液の流れが悪くなり、熱がこもる状態です。
舌は淤斑があり、脈は渋脈になります。
口は渇きますが、沢山は飲めません。
ほてりは夜にひどくなります。
涼血清営顆粒などをよく使います。
4.湿熱タイプ
体の中に余分な水分があり、気血の流れが悪くなり熱がこもります。
湿疹などが出来やすく、天気の変化に反応します。
舌は苔が厚く、時に黄色い苔がつきます。
尿は黄色い事が多いですが、量が増えると白くなります。
瀉火利湿顆粒や茵ちん蒿湯をよく使います。
このようにタイプによって使うものが違うので、一度、お近くの漢方に詳しいお店などでご相談下さい。