投稿者 深谷薬局養心堂です。
回答先: 漢方処方 投稿者 ぽんた
漢方は体質という事をとても重視します。
冷え性なのか、暑がりなのか、喉は渇くか、便秘かどうか、太っているか痩せているか、疲れやすいか、ストレスは多いかなど、それぞれの場合で使うお薬が違っていきます。
ですから、この病気にはこのお薬というふうに簡単には決められません。
さらに排卵障害の漢方治療は有る程度経験が必要です。
通常の漢方治療の場合、漢方的な体質を判断して、それに基づいて治療します。
西洋医学的な部分はあまり考えません。
ただ、排卵障害に関して言えば、漢方的な体質だけでなく、やはり西洋医学的な部分も考慮してお薬を選んでいく方が良いでしょう。
例えば、排卵障害の場合、視床下部の問題、脳下垂体の問題、卵巣機能低下の問題、多嚢胞性卵巣の場合、高プロラクチン血症の場合などがあり、それぞれ漢方的にも意味が違って来ます。
西洋医学の病名だけで漢方薬を決める事は出来ませんが、排卵障害の場合は体質だけで決めると効果が出にくいように思います。