深谷薬局 養心堂

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Re: 追加質問



投稿者 深谷薬局養心堂(あんずむら)
回答先: 追加質問 投稿者 しょう
腎の淤血をとる生薬としては、益母草、澤蘭、牛膝、鶏血藤などがあります。
ただ、エキスとして配合してあるのは無いように思います。

考え方は、活血作用のあるものと、補腎、補血作用のあるものを同時に飲む事になすりま。
尿の鮮血はかならずしも腎の淤血とは限りません。
例えば、田七や、槐角丸などで止まる事もよくあります。
勿論、補腎のものも必要です。
地黄が使えない場合は、胎盤エキスなどを考えます。
胎盤エキスは血虚にも効果があります。

血虚と淤血が同時にある場合は、やはり配分を考え、同時に治療します。
確かに活血薬を使いすぎると血を消耗する事はあります。
しかし、淤血も血を消耗してしまうので、やはり淤血の治療も同時にする事が多いです。
ご指摘のように、補血薬を同時に使うと活血薬の乾燥性をやわらげる事が出来ます。
勿論、ケースバイケースですから、いちがいには決められませんけれども。




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