投稿者 深谷薬局養心堂です。
回答先: 妊娠末期の皮膚炎 投稿者 らぶかち
漢方薬を使う時は、その人の体質や症状を詳しく判断してお薬を選びます。
これは、西洋医学の診断とは全く違うものです。
これを弁証論治(べんしょうろんち)といいます。
弁証論治しないで、西洋医学の病名だけで漢方薬を使うと、効き目が出ない事も多いですし、使い間違えの原因にもなります。
漢方的な原因としては、
淤血 血液の汚れ
湿熱 汚れた水に熱がこもった状態
血熱 血液に熱がこもった状態
気滞 自律神経やホルモンのバランスの乱れ
肺気虚 肌膚の防衛作用の低下
伏風 アレルギー
脾虚 胃腸機能の低下
痰湿 汚れた水、脂など
などが考えられます。
これらのものが、いくつか同時にある事もあります。
皮膚の病気の場合は、メール相談よりも、直接皮膚の状態を見た方がより正確な診断が出来ます。
ですので、一度漢方に詳しいお店などでよく相談してみて下さい。
どうしても近くに良いお店が無い場合は、当店のインターネット漢方相談などをご利用下さい。