投稿者深谷薬局養心堂 荊芥連翹湯と柴胡清肝湯はよく似ていて、違いはわずかです。
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苔だけですべての状態が解る訳では無いのですが、舌の奥は体の下半身に対応する部位です。
ここに白い苔が多いという事は下半身に痰湿がたまっていると考えます。
その場合は茵ちん五苓散などもよく使います。
一貫堂という流派では、柴胡清肝湯は子供に、荊芥連翹湯は大人に使う事が多かったようですが、実際的には柴胡清肝湯が子供用という事はありません。
柴胡清肝湯の方が少し潤いを持たせる作用と解毒作用が強くなります。
荊芥連翹湯の方が汚れを外に追い出す作用が強くなります。
違いはわずかなので、両方試してみて良い方を選択する事も多いと思われます。