投稿者 深谷薬局養心堂
回答先: 黄体ホルモンについて 投稿者 ビク
高温期に体温が上がるのは、黄体ホルモンの作用ですから、高温期が短い、
低温期と高温期の差が少ないなどは黄体ホルモンの分泌が悪い可能性があります。
これはホルモンの検査でも解ります。
ただ、問題はこの場合、ホルモンが足りないから単純にホルモンを補えば良いと
いう事では無いのです。
漢方的には黄体ホルモンが少ない場合は腎陽虚と考えています。
腎は腎臓だけでなくて、ホルモンも含めています。
体を温める働きを陽と言います。
腎の中の陽が不足しているから体温が上がらないと考えているのです。
当帰芍薬散は、血を補い、気と水の流れを整える働きがあります。
間接的には腎を補う効果もありますが、もっと直接腎を補う「参茸補血丸」とか
「海馬補腎丸」などもあります。
漢方は、西洋医学的な考えで選ぶのではなくて、その人その人の体質をよく考える
必要があります。
ですから、一度、漢方に詳しいお店などで相談してみるか、当ホームページのオンライン漢方相談をご利用下さい。