投稿者 深谷薬局養心堂(あんずむら)
回答先: 違い 投稿者 こっこ
桂枝加龍骨牡蠣湯は柴胡加龍骨牡蠣湯は全く違うものです。
自律神経やストレスなどに使うので、症状はよく似た部分があります。
ですが、漢方的な病理は全く違います。
桂枝加龍骨牡蠣湯は、どちらかというと神経衰弱のような状態です。
陰と陽が両方とも不足しています。
特に陰か不足して、陽気を押さえる事が出来ず、残された陽気が浮上して、のぼせやイライラ、動悸が起こります。
下半身の気は不足しがちで、遺精や滑精、遺尿などがおこりやすいです。
柴胡加龍骨牡蛎湯は、気の流れが悪く体内に熱がこもっている状態です。
イライラ感がつよく、落ち込みはありません。
喉の渇き、便秘などがあります。
もし、桂枝加龍骨牡蠣湯の人に柴胡加龍骨牡蛎湯を使うと、冷えやすくなり
胃腸の働きが悪くなり、下痢したり、あるいは落ち込みがひどくなったり、
疲れやすくなる可能性があります。
柴胡加龍骨牡蛎湯の人に桂枝加龍骨牡蠣湯を使うとよけいにイライラしたり、便秘したりする事があります。