投稿者深谷薬局養心堂 理気薬が必要かは解りません。
回答先:
高齢との事でまず考えるのは腎虚です。
中医学では膀胱も腎の一部ですから、腎を補うものを考えます。
代表的なものは六味丸ですが、冷えがある場合は八味丸を使います。
腎虚以外で考える必要があるのは、脾虚です。
膀胱括約筋を含め、筋肉は脾が管理しています。
ですから、脾を丈夫にする事で膀胱の筋肉が丈夫になると考えます。
この時に良く使うのが、補中益気湯や参苓白朮散です。
補中益気湯は、気を上に持ち上げる作用があり内臓下垂などがある方にもよく使います。
参苓白朮散は引き締める作用があり、下痢しやすい人によく使います。
神経質な方で、過活動性膀胱などの場合は気の流れの問題が多いでしょう。
ただ、気の流れの問題の場合、寝ている時は症状が出ない事が多いでしょう。