投稿者深谷薬局養心堂 日本漢方では虚と実は同時には存在しませんが中医学では同時にある事が多いでしょう。
回答先:
中医学と日本漢方では考え方が違います。
日本漢方では、体力がなく疲れやすいタイプを虚証と言います。
中医薬では体力がなく疲れやすい場合でも、実の場合があります。
例えば、重い荷物を持って歩いている場合、だれでもすぐ疲れますよね。
この重い荷物にあたるものが、痰湿とか、湿熱、おけつ、気滞といった邪実の場合があります。
この時はまず荷物を下ろしてあげる事が大切です。
白髪についても血虚のケースだけでなく、淤血や痰湿、気滞が原因の事もよくあります。
その場合は補うものと汚れを綺麗にするものを同時に使う事が良くありますが、足りないものが何なのか、邪実が何なのかを判断していく事が大切です。
今、湿熱と淤血はありそうですが、気虚があるか、血虚があるかは解りません。
かなり複雑な状況のように思いますので、専門の所で直接相談する事をおすすめします。