投稿者てこ ご回答ありがとうございます。 >腎虚以外で考える必要があるのは、脾虚です。 なるほど、脾虚も考えられるのですね。脾を丈夫にする事で膀胱の筋肉が丈夫になる。勉強になりました。補中益気湯は、自分自身飲んだことがあり、とても良かったので、母のような体質(疲れやすい)にも合うのではないかと思いましたが、「気を上に持ち上げる作用がある」というところが少しひっかかりました。前述のように、母は冷えのぼせの傾向があるようなのですが、それでも試してみる価値はあるでしょうか?ちなみに、今、病院からは、ストレスがあるということで茯苓四逆湯に、黄耆を10g加味した煎じ訳が処方されています。全体的に飲んでいるものは、それと六味丸(エキス)だけですが、これだけで脾を丈夫にする効果は期待できますか?それとも、参苓白朮散のようなものを足した方が良いでしょうか?(飲み合わせは大丈夫でしょうか?) ありがとうございます。1つ1つ疑問が解けてきました。
回答先:
>高齢との事でまず考えるのは腎虚です。
>中医学では膀胱も腎の一部ですから、腎を補うものを考えます。
>代表的なものは六味丸ですが、冷えがある場合は八味丸を使います。
母はどちらかと言えば、冷えのぼせで、今のような夏は特に冷たいものを欲し、冷えた飲み物、果物などを食べたがります。首の裏が熱を持つと言い、冷えたタオルで冷やしたがりますが、足は冷えるようで暖かくしています。私も、八三丸のほうが母にはより良いように思ったのですが、今のような盛夏に、八味丸で温まりすぎてのぼせてしまうということはないでしょうか?
>膀胱括約筋を含め、筋肉は脾が管理しています。
>ですから、脾を丈夫にする事で膀胱の筋肉が丈夫になると考えます。
>この時に良く使うのが、補中益気湯や参苓白朮散です。
>補中益気湯は、気を上に持ち上げる作用があり内臓下垂などがある方にもよく使います。>参苓白朮散は引き締める作用があり、下痢しやすい人によく使います。
>理気薬が必要かは解りません。
>神経質な方で、過活動性膀胱などの場合は気の流れの問題が多いでしょう。
>ただ、気の流れの問題の場合、寝ている時は症状が出ない事が多いでしょう。