投稿者 深谷薬局養心堂(あんずむら)
回答先: 妊娠初期の参茸補血丸とチョウケイ散の服用について 投稿者 ちぃ
参茸補血丸には牛膝が含まれています。
もし、牛膝のみ大量(例えば1日に30gとか)のむと流産の原因になる可能性があります。
牛膝は血の流れをよくする作用と、気を下に下げる作用があります。
そのため、赤ちゃんが下に墜ちてしまうという理屈です。
参茸補血丸は、黄耆、当帰、人参、龍眼肉など、気血を補い流産の予防に良いものが沢山含まれています。
ただ、漢方の理論では補うものばかり使うと、流れが滞ってつまってしまうという事があります。
この為、補うものを多く使う時は少し流れをよくする作用のものを併用する事が多くなります。牛膝には血流を良くする作用があります。
黄耆、人参などは気を上に上げる作用があり、沢山とるとのぼせが出る事があります。
これを緩和するために牛膝を配合していると考えられます。
牛膝の量もごく僅かです。
ですから、参茸補血丸を飲んでそれで流産するという事は普通は考えられません。
ただ、妊娠中は身体も敏感になりますから、身体にあったものを選んでいく必要があります。
漢方に詳しいお店でよく相談して購入されたなら問題ありません。