投稿者 深谷薬局養心堂
回答先: 多嚢胞性卵巣症 投稿者 こうちゃん
一般的な周期療法は、腎を補う事により、卵巣の機能を高めるものです。
これは、多嚢胞性卵巣ではなく、卵巣機能低下に適しています。
多嚢胞性卵巣の場合は、卵巣の殻が硬くなって、卵胞が育ちにくい状態です。
この状態の時に、普通の周期療法をしても効果はありません。
多嚢胞性卵巣の場合は、周期療法をするとしてもまず先に卵巣の殻を柔らかくしていく方法が必要です。
多嚢胞性卵巣の治療の場合、漢方だけで治療をする場合と、誘発剤と併用する方法があります。
卵巣のかかる負担は漢方だけの方が少ないです。
漢方だけで比較的簡単に排卵する場合と、漢方だけではなかなか排卵しない場合があります。
少なくとも3ヶ月は漢方だけで治療して、それで排卵しない場合は、誘発剤を使う方法もあります。
多嚢胞性卵巣でも、程度があります。
ごく軽いものから、かなり重度のものまであります。
体質や状態によっても、使うお薬や、治療期間は全く違います。
いずれにしても、多嚢胞性卵巣の場合は、普通の不妊症の治療とかなり違いますから、この病気に詳しいお店で相談する事が大切です。
お近くに良いお店が無い場合は、当店のインターネット漢方相談をご利用下さい。