投稿者 深谷薬局養心堂
回答先: 相談です・・・ 投稿者 さくら
ヘルペスなどウイルスによるものは、漢方では外邪性のものと考えます。
外邪には強い外邪と弱い外邪があります。
強い外邪は、伝染力の強いもので、誰にでも感染してしまい、漢方でも予防は難しいものです。
これに対して弱い外邪は感染力が弱かったり、感染しても発病しないものです。
こういう外邪は体内の気の力によって防がれています。
気、特に衛気が充実していると、これらの外邪に対する抵抗力が強くなります。
ですから、ヘルペスなどになる場合は、まず気の不足を考えます。
ただ、気が不足しているから気を補うだけで良いとは言えません。
さらに気が不足してしまった原因を考えます。
例えば胃腸が弱い脾気の場合。
ストレスが多い気滞の場合。
水分代謝が悪い湿邪のある人。
血液の汚れの淤血がある人など、みな、気虚の原因になる可能性があります。
ですから、気虚を起こす原因も合わせて考えていく事が大切です。