投稿者 養心堂
回答先: 漢方について 投稿者 とも
婦宝当帰膠も参茸補血丸も、補血、つまり血を増やす作用があります。
この点は同じですが、参茸補血丸は婦宝当帰膠よりも暖める作用が強く、
ホルモンの分泌を促進する作用が強い点が違います。
婦宝当帰膠は比較的穏やかな薬ですから、ちっとした冷え性、肩こり、疲れなどに
適しています。
これに対して、参茸補血丸の作用はかなり強いので、のぼせやすい人、にきびの
多い人、あつがりの人などは適応しません。
帰脾湯と加味帰脾湯は兄弟みたいな処方です。
加味帰脾湯は、帰脾湯よりも、若干のぼせがあったりイライラがあったりする場合に
使います。
生理の量を調節する作用はどちらもあります。
漢方は、西洋医学とは違いますから、体質にあった薬であれば、どんな薬でも
体の機能が調整されて、自然に生理の量が調整される可能性があります。
あまりこの薬はこの働き、この薬はこの働きというように限定しないで、
全体的な体のバランスをとる事を考えて下さい。