投稿者 深谷薬局養心堂(あんずむら)です。
回答先: 当帰芍薬参 投稿者 あん
当帰芍薬散は、プロラクチンに対して、上げるとも下げるとも言えません。
誰に対してもある程度同じ反応をする西洋薬と違い、漢方薬は体質によって反応が違います。
これを絵に例えると、西洋薬は油絵、漢方は水彩画です。
カンバスの色が何色でも、油絵は同じ色になりますよね。
これに対して、水彩画は、紙の色によって大きく発色が違います。
つまり、同じ漢方薬(おなじ色の絵の具)でも、体質(紙の色)によって、効果(発色)が全く異なります。
ですから、当帰芍薬散は、プロラクチンを上げる事もあるし、下げる事もあるはずです。
大切な事は、西洋医学の数値で漢方薬を選ぶのではなくて、あくまでもその人の体質を考えて選ぶという事です。