Re:精神病について
投稿者: 深谷薬局養心堂
これは良い質問です。
五臓の働きを五行にあてはめて考えるようになった頃、まだ脳というものが正しく認識されていませんでした。
ですから、脳の働き、つまり考える事は主に心の働きと考えました。
ただ、心以外にも、肝には魂、肺には魄、脾には意、腎には志があるとされました。
このように脳の働きを五臓に分担させました。
この考えは中医学ではよくある事で、働きを「用」と言い、臓器そのものを「体」と言いました。
ですから、脳の働き、「用」はすべての臓器と関係しています。
次の「体」の部分ですが、脳は髄海と言い、骨髄の親分です。
骨髄は骨の一部で、ご指摘のように腎の一部です。
ですから、脳が萎縮したような場合とか、脳に栄養が行かない場合は腎を中心に考える必要があります。
健脳と言われる生薬の多くが補腎薬で、補腎薬には多かれ少なかれ健脳の作用があります。
特に健脳の作用が強いと思われる補腎薬は、五加皮、冬虫夏草です。
食品ではくるみがあります。
精神病と一口に言っても色々な種類があります。
認知症などは脳の機能低下によりますが、統合失調症、双極性障害、てんかんなどは機能低下よりむしろ邪実として考える事が多いです。
もちろん、邪実の背景に虚がある事が多いのですが、まず気血水の流れを整え邪実を改善する事を中心のします。
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