投稿者 深谷薬局養心堂(あんずむら)
回答先: 六味丸と八味丸 投稿者 優
六味丸は、温めも冷やしもしないか、少しだけ冷やすくらいの位置にあります。
特に強く冷やす性質はありません。
六味丸をのぼせやほてり、口渇などに使う事はよくあります。
六味丸には滋陰といって、体に必要な陰液(体液のようなもの)を補う働きがあります。
陰と陽はバランスをとっていて、陰液が少なくなると、陽気を抑える事が出来なくなり、体が熱くなる事があります。
これを陰虚火旺といいます。
この場合の火は虚火ですから、あまり強く冷やすものは使えません。
ですので、六味丸のような滋陰するもので体を潤す事で自然に虚火を抑えるのです。