投稿者 深谷薬局養心堂
回答先: 血府逐於丸と加味逍遙散 投稿者 拓
漢方を考える場合、一つ一つの成分を分析していく事は大切ですが、全体のバランスを考える事はもっと大切です。
血腑逐於丸は、温めるものと冷やすものがバランスよく配合されていて、全体的には温めも冷やしもしません。
見方により、若干冷やすようにも思えますし、若干冷やすようにも思えます。
それくらい中庸のものです。
加味逍遙散は、温める性質の逍遥散に、山梔子、牡丹皮など冷やす性質のものを加えたものです。
温めるか冷やすかというと、どちらでも無いか、若干温めるくらいのものです。
ですので、この二つを併用して、温め過ぎるという事はないでしょう。