投稿者 深谷薬局養心堂(あんずむら)
回答先: ホルモンバランスと赤ら顔 投稿者 もも
ホルモンのバランスを考える時は、肝、心、腎を考えます。
肝は気の流れを調節しています。
気とは目に見えなくて働きがあるもので、ホルモンとか自律神経、免疫などです。
これらのバランスが気の流れです。
肝は心の影響を受けます。
大脳の働きも心の一部です。
現代医学で、大脳皮質->視床下部->脳下垂体->各ホルモン
この関係に似ています。
腎はホルモンの分泌そのものにかかわります。
脳下垂体とか卵巣などからホルモンが分泌されるのは腎の働きの一部です。
このように中医学ではホルモンの分泌を考えています。
肝、心、腎の陰陽のバランスを調えると、高かったエストロゲンが自然に下がるという事があると思いますが、エストロゲンが高いからこの漢方というような単純な使い方は出来ません。
加味帰脾湯は心の部分をコントロールします。
肝の部分も少しコントロールします。
加味帰脾湯、胃腸を丈夫にしたり、血を増やす作用があります。
赤ら顔も色々なケースがありますが、それでよけいにのぼせるという事もあると思います。