投稿者 深谷薬局養心堂(あんずむら)
回答先: 作用について 投稿者 もも
1の処方は、桂枝茯苓丸加ヨクイニンという処方で、血を綺麗にして水の流れを良くするものです。
子宮筋腫にはよく使います。
ただ、子宮筋腫が大きい場合は、もう少し動物性の生薬が含まれたものを併用する方が効果がよくなる事が多いです。
2の処方は、気の流れ、水の流れを良くし、血を補うような作用になっています。
冷えの改善とか、ホルモンのバランスを調えるのに良いものです。
黄体機能不全の場合もいろいろ原因があます。
この処方は腎を補う作用がありません。
一概には言えませんが、黄体機能不全の場合は、腎を補うものが効果がある事が多いです。
いずれにしても、漢方薬は、子宮筋腫や黄体機能不全がおこった原因を考えます。
それに加えて、その人の体質を考えてお薬を選んでいきます。
子宮筋腫だからこの漢方薬、黄体機能不全だからこの漢方薬というようには使えません。
その人、その人で、漢方に対する反応が違うので同じお薬でも人によって効き方が違ってくるからです。