投稿者 養心堂
回答先: tanuki 投稿者 申し訳ございません
こんにちは。
いつも、ありがとうございます。
人参は補気薬に属します。
性味は、甘 微苦 微温です。
帰経は、肺、脾 です。
私は、胃にも入ると思います。
作用としては、気を補う作用が強く、また、津液(栄養液)を作る力があります。
また、神経衰弱などにも用いられます。
人参は、長期にわたって服用しても、副作用がなく、適応範囲も広い薬ですが、
注意点があります。それは、人参が温性である事です。
このため、のぼせやすい人が人参をのむとよけにいのぼせてしまいます。
また、湿熱タイプの人などには向きません。
こういう人には、人参よりも温性の強くない西洋人參というものが、
最近よく用いらてれます。
田七の作用は、活血と止血です。
本によれば、性味は、甘、微苦 温 です。
しかし、私は、
苦、微甘 、微寒と思っています。
作用は、活血化淤 ( 血をきれいにして、流れを良くする) 作用と
止血というあい反する作用を同時に持っています。
田七は、最近特に注目されています。
その作用としては 肝機能の改善 血糖の効果、中性脂肪 コレステロールの低下
冠状動脈拡張 心機能改善、脂肪代謝を改善して肥満の予防などの作用があげられて
います。
これは、本当に素晴らしいものですが、日本では健康食品扱いになりますので、
法律上、効能効果を表示する事はできません。(人参は医薬品扱いですので、効能効果を
表示できます。しかし、薬局薬店以外で販売する事はできません。)