投稿者 深谷薬局養心堂
回答先: 妊娠5週の当期芍薬散 投稿者 あき
まず、当帰芍薬散が胎児に影響して、奇形率をあげる事はありません。
ですので、この点はご安心下さい。
次に流産の問題ですが、流産の予防といっても、体質などによって使うものが違います。
当帰芍薬散は、「血虚 + 水湿」の人に使います。
血虚は血の不足です。
水湿は余分な水がある状態です。
同じ血虚でも、潤いの不足の場合は「婦宝当帰膠」が適しています。
また、子宮がつる感じなどは、「黄耆建中湯」をよく使います。
免疫の問題などで流産しやすい場合は「衛益顆粒」をよく使います。
どちらも気虚(エネルギー不足)の場合に適しています。
また、暑がり、熱がこもるなどの場合は、少し熱をとるものが必要な場合もあります。
このように流産の予防の漢方薬でも、体質に応じて使い分ける必要があります。
また、いつまで飲むかも、体質によります。
もし、あきさんが、冷え性、貧血気味、むくみやすい体質なら、出産まで飲んで頂いても結構です。
それ以外の体質でしたら、他のものが良いかもしれません。
ですので、一度、お近くの漢方に詳しいお店などで相談してみる事をお勧めします。