深谷薬局 養心堂

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Re: 生理後の不定愁訴



投稿者 深谷薬局養心堂です。
回答先: Re: 生理後の不定愁訴 投稿者 ササ
星火温胆湯は、痰湿(汚れた水、脂、繊維)という種類のよごれが胆と心にたまった場合によく使います。
痰湿が胆や心にたまると、不安感、不眠、動悸などがおこります。

これに対して帰脾湯は脾と心の気血両虚に用います。
血やエネルギーの不足が脾(胃腸の消化機能)や心(大脳や自律神経)などにある場合です。

温胆湯はよごれを綺麗にす作用のもので、帰脾湯は気血を補うものです。
ただ、二つの症状は似ている事もあり、簡単には区別が付かない事もあります。
一般的には、帰脾湯は、脈が弱く、舌の色も淡色です。
これに対して温胆湯は脈はやや強く、舌に苔が多くなります。
精神的には帰脾湯は落ち込みやすく、クヨクヨします。
温胆湯は気が落ち着かず、いつもビクビクしている感じになります。




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