投稿者 深谷薬局養心堂
回答先: ケイシブクリョウガンについて 投稿者 MIKI
桂枝茯苓丸の働きは、牡丹皮、桃仁、赤芍などで血液の汚れを綺麗にします。
桂枝と茯苓で気と水の流れを良くします。
総合的には気血水の流れをよくしますが、特に血液の汚れを綺麗にして、血流を改善する力があります。
温める作用のある生薬は桂枝だけで、残りは冷やす性質があるので、全体的には冷やす性質があります。
ですから、淤血の無い人で、冷えの強い人は使いません。
もともと、桂枝茯苓丸を飲むような体質の人なら、妊娠初期に飲む事は出来ます。
漢方の働きは双方向性で、体質にあった人が飲むと流産の予防や安産のお薬になりますが、体質に合わない人が飲むと流産の原因になってしいます。
体質にあったものを飲む事が大切です。
体質にあったものを一年間飲み続けていれば、よほどもとからの体質が悪い場合を除いて体質改善されて止めても生理不順にはならないと思います。
また、桂枝茯苓丸だけでは不足な部分などがあると、完全に体質改善されていなくと、また生理不順になる可能性もあります。