投稿者 深谷薬局養心堂
回答先: 無排卵月経・ピルと漢方の飲み合わせについて 投稿者 みずね
無排卵の場合の治療は、出来れば排卵しない原因をまず調べてみる事をお勧めします。
例えば、無排卵でも、卵巣の機能低下の場合、下垂体の機能低下の場合、視床下部の問題、多嚢胞性卵巣、高プロラクチンなどさまざまです。
漢方の治療も違ってきます。
当帰芍薬散は、体質的には血虚痰湿型に適しています。
血が不足して、余分な水があるような場合です。
また、多嚢胞性卵巣や高プロラクチンなどにはあまり効果は期待出来ないでしょう。
ですので、もし、漢方で排卵障害を治療するのであるなら、もう少し詳しく考えて本当に当帰芍薬散で良いのか判断してもらう事が大切です。
また、今、妊娠を考えないので、排卵障害を治療しないというのも一つの方法です。
この場合は、ホルモン剤で生理を起こして、妊娠を考えるようなら誘発剤を使うという方法です。
毎月生理を起こした方が良いかは、お医者さんなどによっても見解が違うと思います。
私は必ずしも毎月生理がある必要なないと思っています。
当帰芍薬散とホルモン剤を一緒に飲む事は全く問題ありません。
もしねずみさんが、冷え性の体質でしたら、とりあえず、半年くらい、婦宝当帰膠か当帰芍薬散を飲んでみられて、それで排卵しないなら、ホルモン治療にするか、本格的な漢方の治療にするか考えてみる方法もあります。