投稿者 深谷薬局養心堂
回答先: 下痢の漢方薬 投稿者 あい
どちらも共通の働きとして健脾の作用があります。
健脾とは、簡単に言えば胃腸を丈夫にする働きです。
健胃顆粒は、これに消化を助ける作用のものと、痰湿(余分な水分)をとる作用のものが加えてあります。
ですから、食べたあとにもたれる場合とか、胃内停水(胃がチャプチャプという)の場合によく使われます。
健脾散は消化を助ける作用は健胃顆粒に及びません。
ですから、胃のもたれや張る感じがあるなら健胃散を使った方が良いでしょう。
健脾散は山薬、蓮肉、扁豆など津液を補うものが含まれています。
津液は栄養液です。
下痢、発汗、夏バテ、病気などで体液を消耗している場合で胃腸が弱っている場合に特に良いものです。