投稿者 深谷薬局養心堂(あんずむら)
回答先: 中心性漿液性網脈絡膜症について 投稿者 あいん
漢方では、目は体の一部分と考え、目が悪い場合でも、体全体を考えてお薬を決めていきます。
ですから、西洋医学の病名だけでお薬を決める事は出ません。
目は、水の流れ、血の流れとの関係が深く、また、腎、肝との関係が深い場所です。
水の流れをよくするのによく使うものとしては苓桂朮甘湯があります。五苓散もよく使います。
血流を改善するものは、冠元顆粒や桂枝茯苓丸などがあります。
水の流れは腎との関係も深く、杞菊地黄丸、八味地黄丸など腎を強化するものも使います。
また目は肝との結びつきが深く、特に急性のものの場合は肝経の湿熱のタイプが多くみられます。この場合は、竜胆瀉肝湯がよく使われています。
ただ、簡単には決められないので、ぜひ漢方に詳しい人によく相談して決めてもらって下さい。