投稿者 深谷薬局養心堂です。
回答先: 高温期の当帰四逆加呉シュユ生姜湯 投稿者 はる
牛車腎気丸には牛膝、桂枝、附子、牡丹皮、沢瀉、車前子など、動かす物が多く入っています。
これに対して、守るものは、山薬と山茱萸です。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯では、動かすものは桂枝、呉茱萸、生姜、細辛、木通です。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯では、守るものは、芍薬、大棗、甘草です。
そうすると、当帰四逆加呉茱萸生姜湯が牛車腎気丸よりも動かす作用が強いとは
良い切れません。
作用としては、ほぼ同じくらいでしょう。
さて、高温期に動かすものを多く使うかは、他のお薬との配合や、体質にもよります。
妊娠中と違い、高温期に少し血流を改善して、子宮に栄養を送り込み、着床を助ける方法もあります。
西洋医学でも着床を助ける為にアスピリンを使う事があります。
ですから、高温期と妊娠中は、少し違いがあります。